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2019/04/16角トップ詰まり原因と対策

先日行った煙突掃除。

久々に凄い詰まりだったので、原因と対策を書いておきます。

 

まず始めに外から角トップを目視したら、タールがタラ~っと垂れていて、『今日は大変だ』と悟りました。

角トップを開けて中を覗くと、

完全に塞がってました。煙突掃除は2~3年ご自身で行っていたそうです。

煙突掃除後は原因と対策を確認する為、基本から焚き方講習をいたしました。

 

まず薪から。紙と段ボールを焚きつけに使用していたそうですが、以前もこれで煙突を詰まらせている方がおりました。

乾燥した木以外のものを焚くのはやめましょう。

乾燥させている薪を見ると、細い丸太や枝が割らずにそのままにしてありました。

割らないと乾燥は進まないですし、木皮は着火もしづらいのでその分煙も出ます。

割ってある薪がかなり太かったです。太いと火が回りにくいのでその分煙も出ます。

薪は男性の腕くらいの太さを心がけてください。

 

ススが出来る原因は当然、不完全燃焼の『煙』です。

『煙をいかに出さないようにするか』ということを突き詰めることが対策となります。

 

着火は着火剤を一番上に置いて『上から着火』を推奨します。

『ドラフト』というのを理解していれば、上から着火した方が良いのです。

上から着火し、いち早く煙突を温めてドラフトを発生させると、燃え方が一気に加速していきます。

 

煙を出さないためにはいきなりガンガン勢いよく燃やすことが肝心ですので、焚きつけをたっぷり使ったほうが楽です。

薪の置き方も重要で薪全体に火が回るような置き方を工夫をしながら配置してください。

火が回ってないところがある状態で空気を絞ると煙が出ます。

完全燃焼させるには温度も重要です。

たいていの輻射式の薪ストーブの天板で250℃~300℃くらいが適温です。

そのくらい温度を上げると炉内で完全燃焼できる温度になります。

温度が上がったら空気を絞ると、それ以上温度も上がらず安定します。

 

そして外に出て煙突トップから煙が出ていなければ合格です(ちゃんと二次燃焼する薪ストーブが条件)。

 

『ドラフト』というキーワードが出ましたが、ドラフトの発生は断熱性が高い煙突じゃないと難しいです。

つまり、『断熱材入り二重煙突』の仕様が最低条件です。

 

焚き方講習の最後に煙突トップから煙が出ていないのを確認してもらい、全て理解頂きました。

 

これを毎日おこなってください。来年の煙突掃除で答えが出ます。

 

 

 

 

 

 

 

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