「煙突が詰まったかもしれない」、というお客様が来店し、写真やお話しを聞いて、詰まってる確率が高そうだと思い煙突掃除に伺いました。
写真を見させてもらった時、煙突のトップからタール成分がタラタラと垂れているように見えたのですが、今までの経験上こういう時は煙突詰まってました。
屋根に上ってみると案の定詰まってましたね。
丸トップだと詰まっているかどうかは、ご覧の通り目視すれば明らかなので、双眼鏡かなにかで目視して確認すると良いかもしれません。
問題はなぜ詰まったのか、という根本的な事ですが、
煙が多く出るほどススになるので、くすぶってるという事です。
その原因は薪だと判断しました。
ご使用になっている薪を見てみると、薪が太い、長い、割ってない。
百歩譲って薪がめちゃくちゃ乾燥しているとしても、これらの薪をくすぶらせずに燃やすにはそれなりに考えて使わなければいけないと思います。
煙突掃除の後にお使いになってるF500で焚き方講習をしたのですが、こんなにきれいに燃えているのを見たこと無い、と驚いていました。
同じ煙突同じストーブでも、薪は展示場から持ってきたものです。
さらには温度計の見方をわかっていなかったようでした。温度計にベストゾーンと表記されている200度から300度のところまで全然温度を上げていない。
最低限250度くらいはガンガンあげて使ってくださいね。温度をあげて完全燃焼させることが重要です。
良い煙突、良い薪ストーブがあっても薪が良くない、温度管理が出来てないとダメなんです。
薪や使い方はユーザー様にしっかりやってもらうしかないので、取扱い説明の時間はとても大切。