岩手県一関の既存住宅にストーブ設置工事に行ってきました。
当店では年に一回やれば多いくらいの煙突の壁出し施工ですが、何故かこの2,3か月は壁出し施工が多い。
壁出しのデメリットをお伝えした上で、壁出し施工にせざるを得ない現場が続いたという事です。
という事で、今回は壁出し施工でした。
既存住宅での壁出し施工ではおなじみの弊社オリジナルの煙突架台を使用しました。
そもそも何故わざわざオリジナルの部材を使うのか、という事を説明すると、
新築ならばこの架台をがっちり壁に固定する為の下地を自由に入れられるので、既製品の架台の寸法通り下地を入れれば何の問題もないのですが、
既存住宅の場合、壁を大きく取っ払って下地を入れるというのはあまりにも大きな工事になってしまいます。
そこで建築物には柱という構造材があるので、その柱を下地として利用するために現場毎に違う架台をオリジナルで作っているという事です。
ですから、大きな地震が起きたとしても、柱が立っている以上壊れる事もなく、もし柱が傾く事があればそもそも建築物として成立しません。
軒の出も現場毎に違うのでやはり、毎回採寸をとって現場にあったオリジナル架台を製作しているという事です。
逆に他の薪ストーブ屋さんはどのように、既存住宅の壁出し施工を行っているのでしょうか?
薪ストーブ屋さんに詳しく聞いた方が良いと思います。
他社施工の壁出し施工で下地の無い所に煙突支持金具を付けている施工を見たことも多々あります。
やっぱりこれは良くないよね、という事で世の中に無いのでオリジナルで作っている訳です。
弊社の出す見積は高い、と言われる事もあるのは重々承知していますが安全性耐久性メンテナンス性使い易さ等しっかり考慮した結果だと思っております。
何一つ疎かにできない要素だと思います。
今回はAURORAの『オーロラミディアム』を設置いたしました。
取扱い説明をしっかりやって初めて引き渡しとなります。