岩手県奥州市に煙突、ストーブ本体交換工事に行ってきました。
始めはストーブ交換のご依頼でしたが煙突も安全とは言えないものでしたので、安心を求めて煙突交換も一緒に施工致しました。
施工前の状況は以下の通りでした。
防火の為の不燃材は貼られていましたが空気層の無い状態。
シングル煙突であるにも関わらず離隔距離の確保も無い状態。
屋根からチョンと出た煙突はやはり煙突の離隔距離も保たれてはおらず、ドラフトを得るには短い煙突でした。
以上の状況から「危険」と感じましたし安心して薪ストーブは使用出来ないと感じました。
「安心」の価値を考えたら煙突や防火にしっかり費用を充てる事は大事です。
以下は施工後の写真です。
ストーブ背面は不燃材のケイカル板を空気層25mm確保して貼り付けました。
断熱材入り二重煙突の使用で飛躍的に安全性は確保出来ましたが、しっかり離隔距離も確保した囲い内はケイカル板で防火しています。
薪ストーブで薪を燃やす為の動力は「ドラフト」です。ドラフトを得る為、必要十分な煙突長さを確保しました。
薪ストーブの使用で火災のニュースなど見ると全ての薪ストーブが危険なのだと思い込む方もいると思います。
薪ストーブで火災になるような煙突施工というのは安全が確保されていない煙突施工であって、薪ストーブ屋の施工ではありえません。
「安心」の価値を得る為、薪ストーブ屋さんに相談頂ければと思います。