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2023/03/03炉台の大きさについて

一関市にストーブ交換工事に行ってきました。

既存のストーブからLEDAの『アレグラ500』に交換してきました。

弊社で施工したストーブと煙突ではなかったのですが、煙突掃除や薪配達を任せていただいており、今回ストーブ交換を任せていただきました。

ここの薪ストーブ周りはかっこいいの一言です。

絵になる空間ですよね。

 

建物の規模の問題もありますが、薪ストーブ設置場所の空間を小さく作るより大きく作る方が間違いなく充実した空間になります。

薪ストーブの炉台のスペースを小さく作るというのは後の後悔ポイントになるかと思います。

 

薪ストーブ周りに置くものとして大きいのが薪。

薪を2,3日ストックできる場所はあると楽だと思います。

炉台が狭いと気になるのが、ストーブの扉の前。

ストーブの扉を開ける時、灰が落ちたり、薪から爆ぜった火の粉がフローリングに落ちたりするのが気になると思います。

ストーブの炉台は灰や木屑が落ちることは日常茶飯事なので、そのことを考慮した炉台設計は必要だと思います。

平面で言えば少なくとも1200mm×1200mmの空間は最低限あったほうが良いと思います。しかし、薪はあんまり置けないとは思います。

 

ちなみに私の自宅の炉台は約2000mm×1500mmの空間でちょうど良かった、と満足しています。

今日のブログ写真の炉台サイズはそれより横が大きいと思います。

 

2023/02/23換気用の囲いを煙突の囲いに利用

一関市の既存住宅に薪ストーブ設置工事に行ってきました。

今回の住宅は薪ストーブをまだやっていないはずなのに屋根に既に煙突らしきものがありました。

これは熱を逃す為の自然換気で利用していた煙突のようです。

今回これを薪ストーブの煙突で利用したいという事でした。

施主様が建築業を営んでおりましたので、大工工事はすべてお願いしました。

そして見事にチムニーフラッシングが付きました。

 

今回は屋根の煙突位置も決まっていましたし、ストーブを置く位置も決まっていましたので、当店では珍しい曲り煙突、しかも二段階で使いました。

二階で一回曲げて、

一階で二回目曲げました。

一階で使用された曲がり管は「SCS匠」の135度管です。

曲がり管が二段階だと煙突掃除でブラシを入れる際、力が必要になり負荷が大きいので、135度管の下端の蓋を外してブラシを入れられるように致しました。

当店のこだわりとしては、煙突掃除を如何にやり易くするか?という事ですが、今回は二段階曲げという条件の中での最善の選択をしたと思います。

そして、設置された薪ストーブはAGNI-C。私の自宅で愛用しているという贔屓目も無いと言ったら嘘になりますが、自信を持ってお薦め出来ます。

電気代高騰の中、オール電化のお宅でしたが薪を作れる環境がありましたので、薪ストーブ導入という選択は必然的だったようです。

オール電化に薪ストーブをプラスすると、お互いのメリットデメリットを補いあって最高の組み合わせではないか、と私は思います。

 

 

 

 

 

 

2023/02/18天板が暖まらない、暖まり難い薪ストーブもあります

宮城県気仙沼市に薪ストーブと煙突一部交換工事に行ってきました。

今回依頼を受けた内容は『暖かくないストーブだから交換したい』という案件でした。

これはよく有ることですが構造上薪ストーブの天板が暖まらないタイプのストーブがあります。

そういうタイプのストーブだと理解した上で、そのストーブを選んでいれば問題ないのですが、

薪ストーブの天板で料理することを楽しみにしていざストーブの上にケトルを置いてみても沸かない!となれば絶望的な気分になると思います。

薪ストーブを選ぶとき天板が300度まで上げられるストーブなのか、というのは大きなポイントだと思います。

天板を300度まで上げられる事で災害時ライフラインが切れた時の煮炊きも出来ますし、日頃から薪ストーブ料理を楽しむ事もできるのです。

今回は上の写真のストーブを『AGNI-C』へ交換と共に室内のシングル煙突を断熱材入り二重煙突へ交換しました。

直ぐに暖まらないストーブというのはドラフトが直ぐに得られない、というのも一つの理由になると思います。

煙突が壁出しの場合は特にそういう場合が多く、壁から煙突を出す場合はなるべく横引きは短く、ドラフトを安定させるためには断熱材入り二重煙突にすべきだと思います。

また既存の煙突の状態だと煙突掃除がやり難いので横引き部分を掃除しやすいように蓋つきの90度T字管を付けました。

 

施主様に話を聞くと、今回でストーブは3台目になるそうです。『もう失敗したくない』という事を直接聞きました。

薪ストーブの選択も煙突設計もしっかり納得した上でプロの薪ストーブショップで設置したほうが間違いないです。

 

価格が安いから、と簡単に安いほうを選ぶのも後から後悔することがあります。

値段が高いのには理由があります。相見積りで安い方を選ぶのは個人の自由です。

弊社は他社との相見積りで大体負けます。

他社の見積を見せられる事もありますが、安くなる理由は簡単に解るんです。

室内をシングル煙突にする、というのは一番簡単な方法です。

ですが弊社はシングル煙突は口元以外では使いません。

他社施工のシングル煙突を断熱材入り二重煙突に交換した事は数えきれない程やっています。

 

最初から断熱入り二重煙突にしておけば良いのですが、安いからシングル煙突の方を選んでしまうんですね。

本当のコストパフォーマンスというのは持続性ですので永い目でお見積りを見比べてもらいたい、とは思います。

 

 

 

2023/02/13囲炉裏をふさいでフラットに

一関市にストーブ交換と床工事に行ってきました。

まずは既存の状況をご覧ください。

他社施工で囲炉裏を利用して設置されたアンコールエヴァーバーンです。

今回このストーブの空気調整のコントロールがうまくいかなくなったという事でストーブ交換の依頼を頂きました。

 

この現状を踏まえストーブ交換と共に、改良の余地があるので2点提案いたしました。

床をフロアラインに合わせてフラットにする事。

煙突を真っ直ぐにする事。

現状だと、間違って踏み外したらあぶないというのと、炉縁が薪ストーブの熱で低温炭化して発火する可能性を捨て去ることができない。

煙突は90度に曲がっている事により、ドラフトがスムーズでは無いですし、煙突掃除もやり難いと思います。

 

以下が工事後の写真です。

床下は大工さんがガッチリ補強しました。

大理石は施主様支給品です。大理石で賄いきれない部分は木をまわしました。

ストーブの向きは施主様希望の方向に向けました。

ストーブはアンコールです。見た目はほぼ同じですがエヴァーバーンは非触媒機でアンコールは触媒搭載機なので燃焼効率も良くなったと思います。

弊社の新春セール対象ストーブだったのでお得だったと思います。

これで安全に快適に薪ストーブがご使用になれる環境になったと思います。

環境が変わるだけで使用感も変わってくると思いますので、思い切って変えた事が今後の永い薪ストーブライフをより良いものにしてくれると思います。

 

2023/02/09薪ストーブで米を炊く

最近鋳物鍋を購入しました。

岩手県北上市の会社、岩鉄鉄器さんの『ダクタイルポット』です。

うちの店で販売している商品では無いんですが鋳物鍋を探している中で惚れ込んで北上に行って買ってきました。

 

その名の通り、AGNIの炉内のフレームでも使われ、キンドリングクラッカーの躯体にも使われている私の中では「強くて丈夫な鋳鉄」と認識している素材『ダクタイル』で作られているのですが、

この鍋、他の鋳物鍋と何が一線を画すのかというと、世界一と言っていいほど軽く、その軽さの所以は薄さであり、熱伝導も早い、錆び難くこびりつき難い、更にシーズニング不要であるというので、

私は普段から毎日ガンガン使える鋳物鍋を探していたのでこれは良いモノだと買いに走りました。

 

そして、購入してから毎日毎食薪ストーブ料理で使用しているのですが、軽いので取り回しも良く洗うのも楽だしストレスフリーです。溺愛しています。

煮たり、焼いたり、焼き芋したり、ダッチオーブン的な使い方は普通に出来ます。

とりあえず今日は表題の通り、ダクタイルポットを使用してAGNIで米二合炊いた事を書きます。

米を軽くゆすいで、二合に対して水410ml入れて20分くらい鍋で給水させておきます。

そして300度になったAGNIのグリドルの上に30分くらい置いときます。

そして10分くらい蒸らしとしてAGNIのグリドル外の低温部分に置いておきます。

そして開けてみると、、

焚けました。

炊飯器で炊いたお米と比べたら、比べようもなくこちらのほうが美味しい。

炊飯器の良さは時間が正確で、炊き上がりの再現性が高いことですが、

薪ストーブ炊飯でも時間管理して再現性の高さを実現したいところです。

 

薪ストーブ炊飯としてこれがベストかどうかは私も研究をしていきたいとは思いますが、各家庭で所有している鍋や薪ストーブによって違う事もあるのでそれぞれ研究してみるのも面白いと思います。

 

 

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