新着情報(ブログ)

2023/01/10薪ストーブは冬の厨房

これは今朝のストーブトップの様子です。

食事時となればストーブトップは大体こんな感じになります。

ちょっと説明すると、左のグリドルでソーセージを焼いて、右のグリドルでスープを作っています。

真ん中のグリドルは夜に帰宅後に食べる焼き芋を作っています。

ケトルはいつでも置いてお茶やコーヒーをいつでも飲める臨戦態勢をとり、スチーマー的役割もしてくれています。

 

家の食事当番はほとんど私が担っているので解りますが、だいたい薪ストーブで事足りています。

 

よくある質問で、ストーブトップではどんな調理器具がつかえますか?

と聞かれる事があるんですが、私はIH対応のものならなんでもいいですよ、と答えています。

特に薪ストーブ専用とか、鋳物やアイアンだとかこだわる人はこだわるんでしょうが、IH対応なら大体いけると思います。

どちらかと言えば熱伝導の速さで使い分ければ良いのではないかと思います。

例えば今日の朝食ですが、早くソーセージ焼きたいしスペースがコンパクトだから卵焼き用の薄いもの使ってますし、スープも鋳物鍋だと熱伝導に時間かかるので普通の鍋です。

逆に夜に食べる予定の焼き芋はじっくり熱伝導して、ゆっくり冷めるほうがおいしいので鋳物鍋でやっているんです。

芋はSサイズのサツマイモで食べやすいし、焼き上がりも早くてこのサイズにしています。

よく鋳物じゃないとダメなんじゃないか、と思い込んでいる方いますが、ちゃちゃっとお湯を沸かしたいなら鉄瓶で無くとも普通のケトルでいいと思います。

 

薪ストーブはじっくり煮込むだとか、ずっと火にかける料理は得意です。

最近ハマっているのがあんこ。

自分で砂糖を少な目にしているから罪悪感無いし美味しいです。

ストーブで溶かしたバターをかけてあんバタートーストも最高です。

ストーブ炉内でピザを焼く、というのを憧れている方結構おりますが、これは難易度が高くなります。

なにが難しいかというと火加減。

薪から火が出ている状態では丸焦げになりますので、熾きになったところを見計らってやらくてはいけないので時間の管理が重要だと思います。

ピザを作る、というのは生地を練ったり何となく特別感あるので、肉を焼く所からやるのもいいかもしれません。

そんなに火加減で失敗しませんから。

鶏モモ肉にトマト等野菜を盛って塩とハーブやスパイスを適当にかけて焼く。

これだけでいいです。

五徳はAGNI専用五徳で使い易いです。

鋳鉄製のピザパンセットにアルミホイル巻いて使っています。

アルミホイルは薪ストーブ料理で活躍します。

 

仕事でいろいろ解っていたとはいえ、生活での実践はまだ1ヵ月程度なのでこれから精進したいと思います。

薪ストーブで料理を作ることを特別な事にするのではなく、日常的に当たり前にしてもらえたら生活は楽しいですよ。

 

 

 

2023/01/09薪ストーブ一台で冬を快適に過ごす

私の自宅には冬の暖房機は薪ストーブしかありません。

床暖房はもちろん、エアコンすら無い。夏は我慢出来なかったらエアコン買おうと思っていますが、扇風機だけで過ごせるんじゃないか、と淡い期待をしています。

実際薪ストーブ一台で約40坪の家で冬を快適に過ごせているのか?というと、もちろん「YES!」です。

薪ストーブ一台で家全部暖めるには部屋があってもドアは全部開けておかなくてはなりません。

閉じたらそこには暖気が行かない訳ですから。

ドアを閉める時というのは使用する時のみ。

トイレ、風呂、脱衣室は使う時だけ閉めてあとは開けておきます。

ドアを開ける習慣がついていると、そこの部屋もお掃除ロボットが掃除してくれますね。

寝室は基本的にドア開けて寝ています。基本、家には家族しか居ないのでそれでいいと思います。

 

ドアを閉めて使う動機として部屋というのはプライバシーを保つ、というのと音をもらさないようにする。というのがあると思います。

自宅で言ったら私の部屋。

基本外断熱のみの家なのですが、とにかく音を出す事が主たる部屋なのでこの部屋だけ内側にも防音目的で断熱材をガチガチに入れました。

外断熱で余った断熱材を入れたので廃棄するより一石二鳥。

結果的にまあまあ防音もできたし、断熱もされたので、ドアを閉めて使っていても気になるほど室温は下がりませんでした。

 

家全体に素早く暖気を行き渡らせるには無駄な壁を無くしたり、敢えて隙間を作ったりします。

階段の袖壁もスリット状に隙間を作っています。

二階の収納スペースは母屋と登梁との間の隙間を埋めずにそのまま開けていますし、ドアも付けませんでした。

二階ホールから見降ろした所です。どうです?スカスカでしょう!

家の所々に温度計を置いて温度確認するのが今や日課なのですが、温度差が無い事を一番解るのが、仕事が終わり帰宅してきた時です。

どの温度計も、16度から18度になっています。18度の時というのは天気がよく太陽光線が家に入っている時です。

鋳物の薪ストーブは蓄熱性が高いので8時間くらい留守にしても、そんなに室温が下がりません。

ましてやAGNIは鋳物薪ストーブの中でも鋳物の厚みがあります。他の海外薪ストーブの厚みが4mm、5mmに対して

AGNIは9mmですので、蓄熱性はもちろん耐久性でも、他の薪ストーブと差が生まれます。

 

自宅は気密性、断熱性はそんなに吟味していないし、ちゃんとやってる所と比べるとお恥ずかしいくらいなので、気密性断熱性を謳っているメーカーであればもっと良いかもしれません。

ただし、気密が良いと室内が負圧になって薪ストーブが燃えにくくなる場合があるので外気導入を付ける対策をしたほうが良いと思います。

自宅の場合、キッチンの換気扇を起動して薪ストーブ着火しても逆流せずに燃えたので気密が良くないというのが分かりました(苦笑)

そんな家でも快適に過ごせるんです!と言う事も言えます。

気密で言えば高温多湿の日本で高気密が果たして家の持続性にとって、吉と出るのか凶と出るのか検証が必要と思います。

少なくとも薪ストーブで冬を過ごせば結露はおきません。これは薪ストーブユーザーみんな言っていますから確証性のある事です。

 

今シーズン自宅の薪はほぼ杉だけを使用しております。

杉だけで快適に過ごせると解れば薪ストーブで杉をドンドンお勧めできるようになります。

何事もデータは大事だし、体感も大事。

室温をエアコンで20度にするのと薪ストーブで20度にするのでは全然違う体感です。

エアコンは寒く感じるのに対して、薪ストーブだと快適な温度です。

 

自宅はそういった事を検証する場でもありますので、必要であれば予約制で公開しますのでご相談ください。

 

 

 

 

2023/01/07炉台をフロアラインとフラットにするメリット

薪ストーブの炉台をどう作るか、というのはいろいろパターンがあると思います。

フロアラインからレンガをのせて小上がりのようにしたり、コンクリート土間にして外から靴でそのまま薪を持ってきたり、

炉台をフロアラインより敢えて下げて木屑などが炉台から出ないようにするなど、どんな素材にするか等も含め様々な考えで炉台を作っていると思います。

 

では自宅はどのように考えて炉台を作ったのか、という所ですが、

フロアラインとほぼフラット、ほぼというのは木で作った炉縁がちょこっとだけ高いです。

つまずくほども高くないですが、このチリ分がちょっとした境になって、木屑が炉台から出にくいというのもあります。

では、このフロアラインからほぼフラット炉台のメリットを述べていきたいと思います。

 

薪を室内に搬入する時、コンクリート土間だと外から靴を履き替えなくて済むというメリットがありますが、それを補う道具が、

キャスター付き薪ラックだと思います。一回の往復で薪を室内に入れられます。

今回自宅で採用したのは、このログキャリーです。

これは結構優れモノで、下部が板で塞がっているのと、返しが付いているので木屑が床に落ちない。

ブラシとシャベルが付いている。自分としてはツールセットはこれで事足ります。

ブラシとシャベルの下には灰受けが付いている。

そしてキャスターが付いている点が、オールインワンで良いんです。

炉台がフラットだと、こんな感じに移動出来ます。

そして掃き出し窓まで持っていき薪を積んで戻す。

 

私の場合は家の中心に薪ストーブを置くというのが設計の第一歩で、その条件で外から薪の搬入方法としてこの方法がベストだと考えました。

ただ、無垢の針葉樹系のフローリングだと柔らかいのでキャスターが通った後、傷が気になるかもしれません。その場合、ちょっとした養生シートを敷くのも良いかもしれません。

 

ありがたい事に最近はお掃除ロボットが家を掃除してくれますが、フロアラインとフラットだと炉台もストーブの下も掃除してくれます。

毎日ル〇バさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

単純に段差が無いというのは、つまずいたり家の中で怪我をするリスクが少なくなります。

 

この炉台のタイルは釜石のお客様の家に煙突掃除に伺った際に家を作る話をしたところ、『余ったから良かったら使って』と大量に頂いたもので、

玄関もこれで全部賄う事が出来て、ギリギリ一枚だけ余るだけできっちり使わせて頂きました。

このタイルの色や質感も自分の理想的なもので本当にありがたかったです。

 

炉台をフロアラインにフラットに作るメリットを述べましたが、これが万人の正解では全然無く、敢えて高くするのも炎が見え易かったり薪がくべ易かったり、

敢えて低くするのも、そこに腰かけて集って話をしたり、それぞれの正解があると思います。

デザインだけでなく生活するうえでの使い勝手も考えて炉台設計してみてください。

 

 

 

 

2023/01/07AGNI-Cはクッキングストーブ

自宅にAGNI-Cを設置したので実感として言えるんですが、あのストーブはクッキングストーブです。

一応キッチンにIHがあるんですが、八割くらいはAGNI-Cの天板で調理していると思います。

なにがそんなに使い易いかというと、天板の温度が3段階に使い分けられるという点にあります。

AGNI-Cはツイン触媒直上の2つのグリドルが最も温度が上がります。ミッキーマウスで言うところの耳みたいな見た目のところです。

ここが約300度に上がっている状態で薪ストーブの空気を閉じて、そこから温度を維持させ火持ちさせるようとろとろ燃やします。

 

そこで写真を見て頂きたいのがストーブ天板に置いてあるマグネット式の温度計3つです。

それぞれ温度が違うのがおわかりでしょうか?

触媒直上が約300度、真ん中の大きなグリドルが約200度、グリドルから外れた所が約150度。

まさに、強火中火弱火というこの3つ温度を使い分けることによって調理をより楽しめるんです!

 

AGNI-Cはクッキングストーブだと言ってもいいんじゃないか、と私は思いますし、実際IHより使っています。

2023/01/04一月は初売りセールやっています

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

本日1月4日から暖欒工房CHIJOの2023年が始まりました。

 

今月は初売りセールとして、薪ストーブと煙突設置工事をご契約の方に限り「展示薪ストーブ50%OFF」というセールをやっています。

AGNIはセール対象外になりますが、それ以外の展示している薪ストーブは対象となりますので、是非この機会に薪ストーブを導入してみてはいかがでしょうか?

新着情報

カテゴリー

アーカイブ

▲上に戻る