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2023/01/24焚き火をして想う事

展示場のHETA「tipi150」で焚き火をしました。

10年に一度の寒波だ、光熱費が倍になった、などニュースで聞きましたが、そんな世の中でも薪のエネルギーはそんなことをものともせず、いつものように力強く燃えています。

それは比喩でもなんでも無く本当に力強いエネルギーです。

放置された山には沢山の木があり、活かそうと思えば活かせますし、活かしきれないのであれば薪という燃料になり、そのエネルギーで電気やガスに頼らず冬の家を暖めてくれます。

その暖かさは寒波をものともしない暖かさです。

木を活かすセンスを人間はもっと追求すべき、と炎を見てなんとなく夢想しました。

2023/01/16焚付を制する者は薪ストーブを制す

展示場に貯まりに貯まった建築廃材を細かく割って大量の焚付を作りました。

焚付作りの道具は鉈でも良いですし、キンドリングクラッカーでも良いと思います。

表題で、「焚付を制する者は薪ストーブを制す」と書きましたが、薪ストーブを使用するにあたって焚付が大事だと思っていますし、着火が一番難しい所だと思います。

着火して素早く大きな炎を作って薪に引火させるのが焚付の役割ですが、

焚きつけがうまく行くと、無駄な煙があまり出なくなりますし、ストーブの温度を早く上げられます。

焚付が上手くなれば、30分以内に天板を300度に上げられると思います。

誰でも簡単に着火が出来るようにするには細かい焚付材に着火剤で着火するのが間違いが無く一番簡単です。

 

朝に時間が無くて薪ストーブを焚かないという方もいるようですが、もったいないなぁ、と私は思うんです。

朝焚けば帰宅時も暖かく家が保たれているからです。

また、薪ストーブの弱点は暖まるのに時間がかかるという点があるので、一度冷え切ると立上りに時間がかかります。

逆に薪ストーブの強みは温度が下がるのが緩やかという点にあるので、家の暖かさを長く維持してくれます。

 

焚きつけが上手くいくようになると朝に薪ストーブを燃すのに億劫ではなくなるのではないか、と思います。

私の自宅の場合、エアコンや他の暖房が無く薪ストーブ頼りになるので、朝の出勤前にも就寝前にもストーブを焚いて家の暖かさを維持しております。

 

薪作りに付帯して焚付作りも意識してみてください。

 

 

 

 

 

 

2023/01/13アイデア次第で遊べるウッドストッカー「HEXBOX」

展示場には新年になっていろいろ入荷した薪ストーブ関係のアクセサリーがあります。

その中でご紹介したいのが「HEXBOX(ヘックスボックス)」です。

基本的にはウッドストッカー、薪入れです。

素材がコールテン鋼ですので、錆びることによっていい雰囲気を醸してくれます。

今日置いたばかりですので全然錆ていませんが、これが錆びてくるとどうなっていくのか楽しみです。

外に放置していた板を乗せてワイルドなテーブルになりました。

 

展示場内でも同じように置いております。

今回テーブルの脚にしてみましたが、何個か組み合わせたりアイデア次第で楽しみが拡張していくと思います。

この板も販売しています。

是非面白いアイデアで活用してみてください。

 

 

 

2023/01/10薪ストーブは冬の厨房

これは今朝のストーブトップの様子です。

食事時となればストーブトップは大体こんな感じになります。

ちょっと説明すると、左のグリドルでソーセージを焼いて、右のグリドルでスープを作っています。

真ん中のグリドルは夜に帰宅後に食べる焼き芋を作っています。

ケトルはいつでも置いてお茶やコーヒーをいつでも飲める臨戦態勢をとり、スチーマー的役割もしてくれています。

 

家の食事当番はほとんど私が担っているので解りますが、だいたい薪ストーブで事足りています。

 

よくある質問で、ストーブトップではどんな調理器具がつかえますか?

と聞かれる事があるんですが、私はIH対応のものならなんでもいいですよ、と答えています。

特に薪ストーブ専用とか、鋳物やアイアンだとかこだわる人はこだわるんでしょうが、IH対応なら大体いけると思います。

どちらかと言えば熱伝導の速さで使い分ければ良いのではないかと思います。

例えば今日の朝食ですが、早くソーセージ焼きたいしスペースがコンパクトだから卵焼き用の薄いもの使ってますし、スープも鋳物鍋だと熱伝導に時間かかるので普通の鍋です。

逆に夜に食べる予定の焼き芋はじっくり熱伝導して、ゆっくり冷めるほうがおいしいので鋳物鍋でやっているんです。

芋はSサイズのサツマイモで食べやすいし、焼き上がりも早くてこのサイズにしています。

よく鋳物じゃないとダメなんじゃないか、と思い込んでいる方いますが、ちゃちゃっとお湯を沸かしたいなら鉄瓶で無くとも普通のケトルでいいと思います。

 

薪ストーブはじっくり煮込むだとか、ずっと火にかける料理は得意です。

最近ハマっているのがあんこ。

自分で砂糖を少な目にしているから罪悪感無いし美味しいです。

ストーブで溶かしたバターをかけてあんバタートーストも最高です。

ストーブ炉内でピザを焼く、というのを憧れている方結構おりますが、これは難易度が高くなります。

なにが難しいかというと火加減。

薪から火が出ている状態では丸焦げになりますので、熾きになったところを見計らってやらくてはいけないので時間の管理が重要だと思います。

ピザを作る、というのは生地を練ったり何となく特別感あるので、肉を焼く所からやるのもいいかもしれません。

そんなに火加減で失敗しませんから。

鶏モモ肉にトマト等野菜を盛って塩とハーブやスパイスを適当にかけて焼く。

これだけでいいです。

五徳はAGNI専用五徳で使い易いです。

鋳鉄製のピザパンセットにアルミホイル巻いて使っています。

アルミホイルは薪ストーブ料理で活躍します。

 

仕事でいろいろ解っていたとはいえ、生活での実践はまだ1ヵ月程度なのでこれから精進したいと思います。

薪ストーブで料理を作ることを特別な事にするのではなく、日常的に当たり前にしてもらえたら生活は楽しいですよ。

 

 

 

2023/01/09薪ストーブ一台で冬を快適に過ごす

私の自宅には冬の暖房機は薪ストーブしかありません。

床暖房はもちろん、エアコンすら無い。夏は我慢出来なかったらエアコン買おうと思っていますが、扇風機だけで過ごせるんじゃないか、と淡い期待をしています。

実際薪ストーブ一台で約40坪の家で冬を快適に過ごせているのか?というと、もちろん「YES!」です。

薪ストーブ一台で家全部暖めるには部屋があってもドアは全部開けておかなくてはなりません。

閉じたらそこには暖気が行かない訳ですから。

ドアを閉める時というのは使用する時のみ。

トイレ、風呂、脱衣室は使う時だけ閉めてあとは開けておきます。

ドアを開ける習慣がついていると、そこの部屋もお掃除ロボットが掃除してくれますね。

寝室は基本的にドア開けて寝ています。基本、家には家族しか居ないのでそれでいいと思います。

 

ドアを閉めて使う動機として部屋というのはプライバシーを保つ、というのと音をもらさないようにする。というのがあると思います。

自宅で言ったら私の部屋。

基本外断熱のみの家なのですが、とにかく音を出す事が主たる部屋なのでこの部屋だけ内側にも防音目的で断熱材をガチガチに入れました。

外断熱で余った断熱材を入れたので廃棄するより一石二鳥。

結果的にまあまあ防音もできたし、断熱もされたので、ドアを閉めて使っていても気になるほど室温は下がりませんでした。

 

家全体に素早く暖気を行き渡らせるには無駄な壁を無くしたり、敢えて隙間を作ったりします。

階段の袖壁もスリット状に隙間を作っています。

二階の収納スペースは母屋と登梁との間の隙間を埋めずにそのまま開けていますし、ドアも付けませんでした。

二階ホールから見降ろした所です。どうです?スカスカでしょう!

家の所々に温度計を置いて温度確認するのが今や日課なのですが、温度差が無い事を一番解るのが、仕事が終わり帰宅してきた時です。

どの温度計も、16度から18度になっています。18度の時というのは天気がよく太陽光線が家に入っている時です。

鋳物の薪ストーブは蓄熱性が高いので8時間くらい留守にしても、そんなに室温が下がりません。

ましてやAGNIは鋳物薪ストーブの中でも鋳物の厚みがあります。他の海外薪ストーブの厚みが4mm、5mmに対して

AGNIは9mmですので、蓄熱性はもちろん耐久性でも、他の薪ストーブと差が生まれます。

 

自宅は気密性、断熱性はそんなに吟味していないし、ちゃんとやってる所と比べるとお恥ずかしいくらいなので、気密性断熱性を謳っているメーカーであればもっと良いかもしれません。

ただし、気密が良いと室内が負圧になって薪ストーブが燃えにくくなる場合があるので外気導入を付ける対策をしたほうが良いと思います。

自宅の場合、キッチンの換気扇を起動して薪ストーブ着火しても逆流せずに燃えたので気密が良くないというのが分かりました(苦笑)

そんな家でも快適に過ごせるんです!と言う事も言えます。

気密で言えば高温多湿の日本で高気密が果たして家の持続性にとって、吉と出るのか凶と出るのか検証が必要と思います。

少なくとも薪ストーブで冬を過ごせば結露はおきません。これは薪ストーブユーザーみんな言っていますから確証性のある事です。

 

今シーズン自宅の薪はほぼ杉だけを使用しております。

杉だけで快適に過ごせると解れば薪ストーブで杉をドンドンお勧めできるようになります。

何事もデータは大事だし、体感も大事。

室温をエアコンで20度にするのと薪ストーブで20度にするのでは全然違う体感です。

エアコンは寒く感じるのに対して、薪ストーブだと快適な温度です。

 

自宅はそういった事を検証する場でもありますので、必要であれば予約制で公開しますのでご相談ください。

 

 

 

 

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