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2021/03/15AGNI-C設置第1号

岩手県奥州市の既存住宅に薪ストーブ設置工事に行ってきました。

ストーブは『AGNI-C』を設置しました。AGNIは当店では初設置になります。

思えば展示場に展示して1カ月も経っていませんが、性能が良く、その魅力で着々と人気を博し今後も設置予定が増えていきそうです。

 

今回は総二階の建物に煙突を屋根から出しましたので、煙突が二階を貫通しているのですが、

二階の床は開口部を少し広く造り、敢えて化粧板を付けず吹抜け風の開口にいたしました。

これは施主様提案で、暖房効果を二階に広げると共に、オーナー様宅はかわいい猫がたくさん居るのですが、猫がここを通って遊べるようにするようです。

職人はいつもの大工さん、板金屋さんで工事もテキパキ半日で終了致しました。

猫と共に薪ストーブライフ楽しんでもらいたいですね。

 

 

2021/03/11AGNI-C、松だけで燃焼中

展示場に展示してからご好評頂いております国産薪ストーブ『AGNI』。

先週は杉をメインに焚いていて、今週は松をメインに焚いています。

松は杉以上にヤニが多く薪ストーブユーザーに嫌われていて、薪ストーブ屋が率先して焚く事は本来無いですが、敢えて焚いていきます。

前提として杉も松も乾燥していることが条件ですし、天板で温度管理、空気調整を適切に行う、という事。

 

AGNIで杉や松を使っても火持ちが良いのは既にわかっています。

問題は杉や松をメインで使って煙突にススが多く付くのかという事ですが、これは煙突掃除する時に100%わかる事なのですが、

予想では普段焚いている広葉樹と変わりないんじゃないかと思っています。

なぜそう予想できるかというと、煙突トップから出る煙の量が目視して観察してる限り、少ないからです。

煙道内に付着するススは煙突トップからモクモク煙が出るだけ多くなります。これは明らかです。

 

日本の放置された針葉樹植林をなんとかしたい、というAGNIのコンセプト、願いはこの薪ストーブなら叶えられると感じております。

以前は全く考えていなかった事ですが、杉も松もいっぱい使っていこう!という気持ちに私はなっています。

もちろん針葉樹以外の広葉樹を焚いても更に良いんです。

 

あとAGNIのオプションについてご紹介します。

AGNI全機種に取り付けられる専用の五徳です。

簡単に引っ掛けるだけで取り付けられて、高さもあるので他の既存商品を使うより使いやすいと思います。

 

次にAGNI-ヒュッテのみのオプションで、ウォーミングシェルフです。

このウォーミングシェルフは左右どちらも取付可能です。

前後に付いたミトンラックが出し入れ容易です。

 

 

2021/03/02AGNI-C、杉だけで燃焼中

ただいまメインストーブとして燃焼しているAGNI-C。

針葉樹の使用を目的にされてる方も多いので、当店でも実験的に杉だけを燃焼しております。

前置きとして、針葉樹が使えるというのは大体のストーブが使えます。

よく言われるのが針葉樹は火力が強いから燃焼室が熱に強いものじゃないといけない、とか。

薪ストーブは元々熱に強く出来てるので天板の温度計で温度管理すればどのストーブも大丈夫で、

針葉樹のデメリットとして火持ちがしない点が挙げられると思います。

比重が軽く直ぐにメラっと燃え尽きちゃう。

そこで空気を絞っても、うまくいかず燃え尽きるか、くすぶってしまう。

私が知りたい事は杉だけを焚いて、どれだけ火持ちがするか、どれだけクリーンな排気か、どれだけこの展示場を暖めてくれるのか、という3点です。

 

杉だけをここ一週間ほど焚いていますが、結果的にこの3つの問いに対して非常に満足のいく答えがでました。

杉は薪ストーブユーザーに嫌われているところがあって、杉をタダでくれるというのに嫌がる人もいるくらいです。

 

このストーブを使う事で、杉が輝いて見えてくると思います。

触媒二つ使っているので、触媒交換時期に出費はありますが、それを補えるだけの価値はあると思います。

 

先日、解体業をされている方がご来店されて、気に入って頂きご契約されました。

建築の柱や梁など主に針葉樹ですので、ベストな薪ストーブだった様です。

 

しばらく展示場で杉だけ焚いています。是非この性能をお確かめください。

 

2021/02/24made in japan『AGNI』全3機種展示しております

岐阜県の1560年創業、老舗鋳造会社の岡本さんが拘って作った鋳物薪ストーブ『AGNI』 全3機種展示しております。

現在、実演機として『AGNI-C』という最大機種を燃焼体験ができます。

全機種、取っ手は天然木です。

AGNI-Cよりコンパクトな『AGNI-CC』

シガータイプで2016年グッドデザイン賞ベスト100、ものづくり特別賞を受賞した『AGNI-HUTTE』。

薪ストーブというのは実際に焚いてみないことには良し悪しの判断がつきにくいものです。

実際に焚いてみて、率直にとても良い薪ストーブだと感じました。

海外の薪ストーブも色々焚いてきてますし、それらと並べても何の遜色も無い、優れている薪ストーブだと思います。

AGNIはクリーンバーンと触媒のハイブリッド燃焼のストーブです。

正直言って個人的にクリーンバーン方式は良いとして、触媒方式の良さというのを感じた事ってあんまり無いので触媒方式は薦めていないのですが、 AGNIは直ぐに良さを実感出来ました。

丸く赤く光っているのが触媒です。AGNI-Cはツイン触媒方式で、下から丸見えなので触媒が効いているかどうか目視してわかるし、実際煙突トップから煙が無くなるのも早かったです。

また、触媒ストーブにありがちなダンパー操作が無く、空気調整レバーのみの操作でシンプル。

触媒方式の利点は燃焼時間の長さだと思いますが、天板の温度を見るかぎり300度から200度まで4時間くらいキープしておりました。

ツイン触媒が効いているんですね。

 

良さはまだまだあるんですよ。

メンテナンス性は最高です。 誰でもメンテナンス出来ると思います。我々薪ストーブ屋の仕事の一つが無くなりますが、それは良い事です。

良く考えられているなぁと感心するくらい、構造的に壊れにくそうな設計なので故障も少なそうです。

 

また天板調理にも適しています。

天板がフラットで触媒の直上は温度が上がりやすいです。

 

なによりメイドインジャパンの安心感はあると思います。

歴史ある鋳造会社の高精度な鋳物技術。

燃焼室は強靭で耐熱性がすぐれたダクタイル鋳鉄製。

国内製造のものなので、なにかあった時の部品調達も早いと思います。

 

国産鋳物薪ストーブは海外の鋳物薪ストーブと比べれば、まだまだ産声を上げたばかりですが、品質の良いものだと感じました。

『AGNI』は日本の放置された針葉樹植林を何とかしたい、という始めのコンセプトがあったそうなのですが、この構造なら針葉樹をガンガン使ってみたくなります。

国産薪ストーブ『AGNI』。応援していきたいですね。

 

 

展示場で実際に体感してみてください。薪ストーブの良し悪しは焚いてみないとわかりません。

2021/02/15シーズン中の煙突詰まり

「煙突が詰まったかもしれない」、というお客様が来店し、写真やお話しを聞いて、詰まってる確率が高そうだと思い煙突掃除に伺いました。

写真を見させてもらった時、煙突のトップからタール成分がタラタラと垂れているように見えたのですが、今までの経験上こういう時は煙突詰まってました。

屋根に上ってみると案の定詰まってましたね。

丸トップだと詰まっているかどうかは、ご覧の通り目視すれば明らかなので、双眼鏡かなにかで目視して確認すると良いかもしれません。

問題はなぜ詰まったのか、という根本的な事ですが、

煙が多く出るほどススになるので、くすぶってるという事です。

その原因は薪だと判断しました。

ご使用になっている薪を見てみると、薪が太い、長い、割ってない。

百歩譲って薪がめちゃくちゃ乾燥しているとしても、これらの薪をくすぶらせずに燃やすにはそれなりに考えて使わなければいけないと思います。

煙突掃除の後にお使いになってるF500で焚き方講習をしたのですが、こんなにきれいに燃えているのを見たこと無い、と驚いていました。

同じ煙突同じストーブでも、薪は展示場から持ってきたものです。

さらには温度計の見方をわかっていなかったようでした。温度計にベストゾーンと表記されている200度から300度のところまで全然温度を上げていない。

最低限250度くらいはガンガンあげて使ってくださいね。温度をあげて完全燃焼させることが重要です。

良い煙突、良い薪ストーブがあっても薪が良くない、温度管理が出来てないとダメなんです。

薪や使い方はユーザー様にしっかりやってもらうしかないので、取扱い説明の時間はとても大切。

 

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