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2021/02/24made in japan『AGNI』全3機種展示しております

岐阜県の1560年創業、老舗鋳造会社の岡本さんが拘って作った鋳物薪ストーブ『AGNI』 全3機種展示しております。

現在、実演機として『AGNI-C』という最大機種を燃焼体験ができます。

全機種、取っ手は天然木です。

AGNI-Cよりコンパクトな『AGNI-CC』

シガータイプで2016年グッドデザイン賞ベスト100、ものづくり特別賞を受賞した『AGNI-HUTTE』。

薪ストーブというのは実際に焚いてみないことには良し悪しの判断がつきにくいものです。

実際に焚いてみて、率直にとても良い薪ストーブだと感じました。

海外の薪ストーブも色々焚いてきてますし、それらと並べても何の遜色も無い、優れている薪ストーブだと思います。

AGNIはクリーンバーンと触媒のハイブリッド燃焼のストーブです。

正直言って個人的にクリーンバーン方式は良いとして、触媒方式の良さというのを感じた事ってあんまり無いので触媒方式は薦めていないのですが、 AGNIは直ぐに良さを実感出来ました。

丸く赤く光っているのが触媒です。AGNI-Cはツイン触媒方式で、下から丸見えなので触媒が効いているかどうか目視してわかるし、実際煙突トップから煙が無くなるのも早かったです。

また、触媒ストーブにありがちなダンパー操作が無く、空気調整レバーのみの操作でシンプル。

触媒方式の利点は燃焼時間の長さだと思いますが、天板の温度を見るかぎり300度から200度まで4時間くらいキープしておりました。

ツイン触媒が効いているんですね。

 

良さはまだまだあるんですよ。

メンテナンス性は最高です。 誰でもメンテナンス出来ると思います。我々薪ストーブ屋の仕事の一つが無くなりますが、それは良い事です。

良く考えられているなぁと感心するくらい、構造的に壊れにくそうな設計なので故障も少なそうです。

 

また天板調理にも適しています。

天板がフラットで触媒の直上は温度が上がりやすいです。

 

なによりメイドインジャパンの安心感はあると思います。

歴史ある鋳造会社の高精度な鋳物技術。

燃焼室は強靭で耐熱性がすぐれたダクタイル鋳鉄製。

国内製造のものなので、なにかあった時の部品調達も早いと思います。

 

国産鋳物薪ストーブは海外の鋳物薪ストーブと比べれば、まだまだ産声を上げたばかりですが、品質の良いものだと感じました。

『AGNI』は日本の放置された針葉樹植林を何とかしたい、という始めのコンセプトがあったそうなのですが、この構造なら針葉樹をガンガン使ってみたくなります。

国産薪ストーブ『AGNI』。応援していきたいですね。

 

 

展示場で実際に体感してみてください。薪ストーブの良し悪しは焚いてみないとわかりません。

2021/02/15シーズン中の煙突詰まり

「煙突が詰まったかもしれない」、というお客様が来店し、写真やお話しを聞いて、詰まってる確率が高そうだと思い煙突掃除に伺いました。

写真を見させてもらった時、煙突のトップからタール成分がタラタラと垂れているように見えたのですが、今までの経験上こういう時は煙突詰まってました。

屋根に上ってみると案の定詰まってましたね。

丸トップだと詰まっているかどうかは、ご覧の通り目視すれば明らかなので、双眼鏡かなにかで目視して確認すると良いかもしれません。

問題はなぜ詰まったのか、という根本的な事ですが、

煙が多く出るほどススになるので、くすぶってるという事です。

その原因は薪だと判断しました。

ご使用になっている薪を見てみると、薪が太い、長い、割ってない。

百歩譲って薪がめちゃくちゃ乾燥しているとしても、これらの薪をくすぶらせずに燃やすにはそれなりに考えて使わなければいけないと思います。

煙突掃除の後にお使いになってるF500で焚き方講習をしたのですが、こんなにきれいに燃えているのを見たこと無い、と驚いていました。

同じ煙突同じストーブでも、薪は展示場から持ってきたものです。

さらには温度計の見方をわかっていなかったようでした。温度計にベストゾーンと表記されている200度から300度のところまで全然温度を上げていない。

最低限250度くらいはガンガンあげて使ってくださいね。温度をあげて完全燃焼させることが重要です。

良い煙突、良い薪ストーブがあっても薪が良くない、温度管理が出来てないとダメなんです。

薪や使い方はユーザー様にしっかりやってもらうしかないので、取扱い説明の時間はとても大切。

 

2021/02/11展示場に絵画

一関在住の画家、石川千恵子さんから展示場に絵画をご提供頂きました!

石川さん曰く、「この絵を飾るのに千條さんのところしか思いつかなかった」と仰っていました。

薪ストーブがあると、外がいくらでも寒くても良いと思えます。その薪ストーブがある空間に、この絵は冬の厳しさと美しさ、樹木の生命力の強さを感じさせます。サイズも大きいので確かにこの展示場にピッタリです。

この感じを毎日感じられるし、毎日違った観点で見られるのが絵の素晴らしさなのでしょうね。

薪ストーブが家にあるおかげで冬が楽しみになったという事をよく耳にします。真夏にもこの絵を見てその冬を思い出してもらえればいいですね。

大事に展示場に飾らせて頂きます。ありがとうございました。

 

 

 

 

2021/02/06雪害による煙突囲い補修

今年は雪が多く、雪害で建物に損傷があった方も多いのではないでしょうか?

煙突関係の雪害による被害も耳に入ってきているところです。

弊社のオーナー様も固まった雪が屋根から落ちた拍子に煙突囲いの一部が破損したという事で、

まずは現地を調査し、保険の適用が受けられるか保険屋さんに訊いてもらいました。

最初は建物の劣化とみなされてNOでしたが、弊社でなぜそうなったか、メカニズムを書いたところOKとなり、安心して工事を進めました。よかった!

 

角トップを開けてみるとけっこう煤が溜まっていて、今後安心して使ってもらう為にも、チムニートップをお薦めしました。

チムニートップは煤で詰まっていた場合、目視で確認してわかるので安心できると思います。

立派な足場をかけてもらったおかげで作業はやりやすかったですが、まだまだ雪は降ると思います。

雪が落ち着いたら屋根屋さんも忙しくなりそうですね。

2021/02/05母屋丸太を切断し補強&化粧

一関市の既存住宅にストーブ設置工事に行ってきました。

こちらのお宅は前からストーブを設置しようと準備をしていた様で、ご依頼前から壁に開口し炉台も製作していた様です。

しかし、壁の開口をシングル煙突用の開口であり、壁から出す利点もなかったので、屋根から出すことをお勧めしました。

あらかじめ製作されていた炉台は炉壁に空気層もあり、使える炉台でしたが、サイズ的に小さかったので置けるストーブは限られていました。

その中で、ヨツールのF400SEBPをお勧め致しました。

 

さて、工事の方ですが、その場所から屋根に煙突を上げるとなるとそこには母屋の丸太があるのですが、ここは曲げることなくそのまま切断致しました。

たぶん施主様は母屋は切れないと思って、壁に穴をあけていたと思うですが、もちろん切れるところと切れないところあります。

そこはしっかり考えて施工しております。

 

そして補強と化粧を兼ねたボックスを製作し煙突を通しました。

なかなか自然な感じに出来たのは、大工さんの腕のおかげです!

設置後は取扱い説明を致しました。

今日はお昼前に工事が終わりました。大体いつも同じ職人でやっているので、仕事が早いんです。

 

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