薪ストーブの導入を決めた理由は?
展示場の薪ストーブを焚いている部屋に入った時、真綿で人をやわらかく包み込むような暖かさを感じ、改めて薪ストーブの良さに気付かされたこと。 ストーブの中で燃え盛り、揺らぐ炎と色は、見る者にぬくもりやなごみを感じさせるとともに時間をわすれさせるほど飽きさせないこと。 以上から新築する時は、暖房は迷わず薪ストーブと決めていた。
Y様の薪ストック場
薪ストーブを使っていて良かった事は?
ストーブのある40畳ほどのリビングとキッチンの部屋の午前6時頃の室温は前夜午後10時頃にストーブの火が止まってからも、真冬でも17℃以下(極端に寒くない日は20℃くらい)に下がったことはなく暖かい。(部屋にもよるが、蓄熱を徐々に放熱する鋳物ストーブの長所と思われる。 ストーブの上のやかんや鍋のお湯がいつも熱く沸いている。 時間のかかる煮物や残り火のストーブの中でピザを簡単に焼き、おいしくできる。 ストーブのある部屋が暖まった時、廊下通じるドアを開け、暖気を開放すると、廊下も他の部屋も暖房を必要としないくらい暖かくなる。 2階は煙突が突き抜けており、14坪の廊下と2部屋の室温は18℃前後で暖房を必要としない。ストーブひとつで家中が暖かい。 3.11の大震災の時、停電となっても薪ストーブを焚く事ができ、暖かさや多量のお湯を確保するとともに食事作りの一助となり改めて薪ストーブのすばらしさを実感した。
Y様の薪作り道具。エンジンチェーンソーはパワーの違うもので使い分け、電気チェーンソーは軽さと騒音の少なさ、意外とパワーもあり使用している。薪割り機は電気のものを使用。パワーはあまり無いものの上手に割りやすい所を狙って刃を入れているようです。製材所からは割り易いサイズの丸太を依頼して購入しているそうです。薪作りの際に役立っている道具としてティンバージャックを挙げておりました。
薪はどの様に準備していますか?
薪は基本的に製剤所に依頼し、2mほどの雑木丸太を購入し、自分でチェーンソー、電気薪割り機で作っている。 2年以上乾燥した薪を使用するため、薪保存用の薪小屋(1200×4000×高さ1800)を自分で作り続けている。6個を目指しており、現在は4個である。
Y様手作りの薪棚。薪は30cmほどの長さを3列に積み、風が通るようにこぶし大の間隔が空いています。また、半端に残ったピンコロ薪は崩れ落ちないように柵状にした棚に積んでおります。ナイスアイディア!網で覆っているのはカメムシ対策だそうです。1シーズンに使用する薪の量はこの薪小屋2つ分くらいのようです。