岩手県奥州市にストーブ交換に行ってきました。
お客様のストーブ交換の動機は『暖かくないから』という理由。
乾燥した薪を使用して正しい使い方をしているという条件であれば単純に今より大きい薪ストーブに変えるだけで暖かくなります。
ただし、薪の入る容量が大きくなるので薪の使用量は多くなります。当然の事ですが。
既存のストーブはヨツールの『F602』。ヨツールのラインナップの中でも小型に分類されると思います。
新規に導入したのが国産薪ストーブAGNIの最大機種『AGNI-C』。使用する薪が針葉樹メインという事もあり選ばれました。
大きい薪ストーブになれば熱量も高く薪の火持ちも良くなります。
薪ストーブの温度管理をするのに一番手っ取り早いが薪ストーブ用の温度計。
この温度計のようにストーブ天板に置いて、ベストまでしっかり温度を上げて、温度が上がったらそれ以上温度を上げない様、空気調整レバーで空気を絞るというのが薪ストーブのセオリー。(機種によって違うものもあります)
取扱い説明の際、ストーブの慣らし焚きをした後、宿題として『ベストゾーンである300度まで温度をきっちり上げて空気を絞る』という事を課題として言っています。
ビギナーにとってはこれが結構難しいと思いますが、これが普通の事であり正しい使い方なので早く覚えてもらいたいところなんです。
薪ストーブを焚くのが上手い人というのは、300度まで上げるのが早い人なんじゃないか、とは思います。