宮城県栗原市のリフォーム現場に薪ストーブを設置してきました。
こちらの現場は昨年10月くらいにストーブ設置のご依頼を受けたのですが、現場は既にリフォームが始まっていて急遽ストーブを設置する事になったため、まずは薪ストーブを設置場所を決めるところから始まりました。
薪ストーブを設置する場所はリビングであれば間違いないとは思いますが、そのリビングのどこに置くのが良いのか。
今回の設置場所としてベストと思った場所は引き戸の戸袋の部分でした。
出入口の邪魔にならないで、階段の上り下りの邪魔にもならない、リビングの中央辺りで、ここがベストではないか?と提案しました。
炉台はスチールフロアプレートで薄いのでつまずかないですし、炉壁は衝立式ですので戸袋であっても問題なく設置できます。
煙突を曲げずに真っ直ぐ立ち上げる場合、一階が良くても二階がダメというケースがありますが、二階も同じようなパターンでした。
子供部屋の引き戸の戸袋部分に煙突が出ました。
こちらも極力導線の邪魔にならない所に出せたと思います。
施主様は子供部屋に煙突があることを心配されていましたが、煙突は断熱材入り二重煙突なので、ずっと触っていてもやけどもしないし、火災の恐れもありません。
この部屋は煙突からの暖気もあるので、冬暖かくて煙突があることで逆に感謝されると思いますよ、と伝えました。
煙突が出た場所は二階の棟近くなので、落雪によって煙突が痛む心配のない場所です。
薪ストーブは設置場所一つで使い勝手が悪くなる時がありますので、やはり熟慮に熟慮を重ねて提案します。