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2023/01/07炉台をフロアラインとフラットにするメリット

薪ストーブの炉台をどう作るか、というのはいろいろパターンがあると思います。

フロアラインからレンガをのせて小上がりのようにしたり、コンクリート土間にして外から靴でそのまま薪を持ってきたり、

炉台をフロアラインより敢えて下げて木屑などが炉台から出ないようにするなど、どんな素材にするか等も含め様々な考えで炉台を作っていると思います。

 

では自宅はどのように考えて炉台を作ったのか、という所ですが、

フロアラインとほぼフラット、ほぼというのは木で作った炉縁がちょこっとだけ高いです。

つまずくほども高くないですが、このチリ分がちょっとした境になって、木屑が炉台から出にくいというのもあります。

では、このフロアラインからほぼフラット炉台のメリットを述べていきたいと思います。

 

薪を室内に搬入する時、コンクリート土間だと外から靴を履き替えなくて済むというメリットがありますが、それを補う道具が、

キャスター付き薪ラックだと思います。一回の往復で薪を室内に入れられます。

今回自宅で採用したのは、このログキャリーです。

これは結構優れモノで、下部が板で塞がっているのと、返しが付いているので木屑が床に落ちない。

ブラシとシャベルが付いている。自分としてはツールセットはこれで事足ります。

ブラシとシャベルの下には灰受けが付いている。

そしてキャスターが付いている点が、オールインワンで良いんです。

炉台がフラットだと、こんな感じに移動出来ます。

そして掃き出し窓まで持っていき薪を積んで戻す。

 

私の場合は家の中心に薪ストーブを置くというのが設計の第一歩で、その条件で外から薪の搬入方法としてこの方法がベストだと考えました。

ただ、無垢の針葉樹系のフローリングだと柔らかいのでキャスターが通った後、傷が気になるかもしれません。その場合、ちょっとした養生シートを敷くのも良いかもしれません。

 

ありがたい事に最近はお掃除ロボットが家を掃除してくれますが、フロアラインとフラットだと炉台もストーブの下も掃除してくれます。

毎日ル〇バさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

単純に段差が無いというのは、つまずいたり家の中で怪我をするリスクが少なくなります。

 

この炉台のタイルは釜石のお客様の家に煙突掃除に伺った際に家を作る話をしたところ、『余ったから良かったら使って』と大量に頂いたもので、

玄関もこれで全部賄う事が出来て、ギリギリ一枚だけ余るだけできっちり使わせて頂きました。

このタイルの色や質感も自分の理想的なもので本当にありがたかったです。

 

炉台をフロアラインにフラットに作るメリットを述べましたが、これが万人の正解では全然無く、敢えて高くするのも炎が見え易かったり薪がくべ易かったり、

敢えて低くするのも、そこに腰かけて集って話をしたり、それぞれの正解があると思います。

デザインだけでなく生活するうえでの使い勝手も考えて炉台設計してみてください。

 

 

 

 

2023/01/07AGNI-Cはクッキングストーブ

自宅にAGNI-Cを設置したので実感として言えるんですが、あのストーブはクッキングストーブです。

一応キッチンにIHがあるんですが、八割くらいはAGNI-Cの天板で調理していると思います。

なにがそんなに使い易いかというと、天板の温度が3段階に使い分けられるという点にあります。

AGNI-Cはツイン触媒直上の2つのグリドルが最も温度が上がります。ミッキーマウスで言うところの耳みたいな見た目のところです。

ここが約300度に上がっている状態で薪ストーブの空気を閉じて、そこから温度を維持させ火持ちさせるようとろとろ燃やします。

 

そこで写真を見て頂きたいのがストーブ天板に置いてあるマグネット式の温度計3つです。

それぞれ温度が違うのがおわかりでしょうか?

触媒直上が約300度、真ん中の大きなグリドルが約200度、グリドルから外れた所が約150度。

まさに、強火中火弱火というこの3つ温度を使い分けることによって調理をより楽しめるんです!

 

AGNI-Cはクッキングストーブだと言ってもいいんじゃないか、と私は思いますし、実際IHより使っています。

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