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2024/02/18何故か壁出しが続く

岩手県一関の既存住宅にストーブ設置工事に行ってきました。

当店では年に一回やれば多いくらいの煙突の壁出し施工ですが、何故かこの2,3か月は壁出し施工が多い。

壁出しのデメリットをお伝えした上で、壁出し施工にせざるを得ない現場が続いたという事です。

という事で、今回は壁出し施工でした。

既存住宅での壁出し施工ではおなじみの弊社オリジナルの煙突架台を使用しました。

そもそも何故わざわざオリジナルの部材を使うのか、という事を説明すると、

新築ならばこの架台をがっちり壁に固定する為の下地を自由に入れられるので、既製品の架台の寸法通り下地を入れれば何の問題もないのですが、

既存住宅の場合、壁を大きく取っ払って下地を入れるというのはあまりにも大きな工事になってしまいます。

 

そこで建築物には柱という構造材があるので、その柱を下地として利用するために現場毎に違う架台をオリジナルで作っているという事です。

ですから、大きな地震が起きたとしても、柱が立っている以上壊れる事もなく、もし柱が傾く事があればそもそも建築物として成立しません。

軒の出も現場毎に違うのでやはり、毎回採寸をとって現場にあったオリジナル架台を製作しているという事です。

逆に他の薪ストーブ屋さんはどのように、既存住宅の壁出し施工を行っているのでしょうか?

薪ストーブ屋さんに詳しく聞いた方が良いと思います。

他社施工の壁出し施工で下地の無い所に煙突支持金具を付けている施工を見たことも多々あります。

やっぱりこれは良くないよね、という事で世の中に無いのでオリジナルで作っている訳です。

 

弊社の出す見積は高い、と言われる事もあるのは重々承知していますが安全性耐久性メンテナンス性使い易さ等しっかり考慮した結果だと思っております。

何一つ疎かにできない要素だと思います。

今回はAURORAの『オーロラミディアム』を設置いたしました。

取扱い説明をしっかりやって初めて引き渡しとなります。

 

 

2024/02/07AGNI-Cの端っこは保温に使えます

AGNI-Cのユーザーからのご質問で、

「AGNI-Cの端っこにマグカップなど置いても大丈夫?」

という質問がありました。AGNI-Cの天板は温度が異なるスポットがあって、それがこのストーブの面白い所で使い勝手も良い所なのですが、

まず自宅での休みの日の朝のAGNI-Cをご覧ください。

ケトルを置いている所が約300度から350度。ホットサンドメーカーを置いている所が約200度から250度、コーヒーポットを置いている所が約100度前後という感じです。

質問者さんはこの約100度のスポットを保温で使いたいということなのです。

質問の答えは、「私もやってますよ」という事です。

紙やプラスチックとかそういう素材はもちろんNGですが、ある程度の耐熱性を有しているものなら良いと思います。

暖かいコーヒーをのんびり飲めるというのは幸せですし、ちょっとバターを溶かしてトーストにかけたり、

温度が上がらないスポットも有効に使えるんです。

一般的な薪ストーブの天板の温度は画一的な温度で大体同じなのでこういう使い方ができないのが普通です。

 

天板に温度の異なるスポットがあるというのはAGNI-Cのオリジナリティの一つです。

2024/02/02低価格帯お薦め国産鋼板製薪ストーブ「オーロラ」

コロナ前と比較すると煙突部材や薪ストーブ本体、薪ストーブ関連商品、すべて値上がりしています。

薪ストーブ関係だけじゃなく、世の中のものが値上がりしているので贖えないものがあります。

しかしながら、まったく値上がりしていない希少な薪ストーブがあり、発売当時からリーズナブルな印象だったのが今や全体的に上がった薪ストーブ価格の中では際だった価格帯の薪ストーブがあります。

それは国産鋼板製薪ストーブ『AURORA(オーロラ)』。

こちらは当展示場で展示燃焼している『オーロラミディアム』で価格は税抜き価格で定価32万円です。

ミディアムといっていますが結構大きく、他の薪ストーブメーカーでは大型と言われるくらいのサイズ感です。

40坪くらいの家は一台で賄える熱量を発揮できます。

国産の薪ストーブは海外の薪ストーブと比べれば歴史もブランド力も無いと思います。

私は特にブランド品などに興味は無いので有名な薪ストーブメーカーだからとかそういう目で薪ストーブを見ていません。

有名でも頻繁に故障が出るストーブは全く勧めません。

ちゃんとユーザーのニーズに合っていればそれで良いと思います。

また薪ストーブ屋からすれば二次燃焼する事を大前提に、ちゃんと燃えてくれて、故障し難いという点さえクリアしてくれたらそれで良いんです。

その点はオーロラは軽くクリアしています。

良さとしてはガラス面が大きいですし、サイズも大きいので薪がタップリ入る為熱量も大きいです。

 

一つ注意点としては対流式の構造になっているので天板の温度が上がっても150℃前後となる点です。

天板でお湯は沸かせますが調理にはあまり向かないかもしれません。

 

『ミディアム』より一つ大きいクラスの『FIRE』という機種もありますがそれでも税抜き価格で定価37万5千円です。

軒並み大型の薪ストーブが廃番になる傾向にあるので、低価格帯の大型機種を探している方にはお薦めです。

 

展示燃焼している『オーロラミディアム』是非展示場でご体感ください。

 

 

 

2024/02/01煙突は建物のフォーカルポイントになる

最近薪ストーブを設置したお宅で煙突が映えて見えて素晴らしいなぁと思った現場の写真です。

坂の途中の小高い土地にあり、道路から見上げると美しいバランスに見えました。

この煙突があるものを見てしまったら、煙突を無くした場合に味気なく感じると思います。

たまに煙突を見せたくないから隠すようにパラペットなどで隠したいという方もおりますが、やっぱり煙突は魅せてほしいという想いはあります。

煙突は建物を引き立てるフォーカルポイントとなるものだと思います。

 

2024/01/23オリジナル壁出し煙突架台

宮城県気仙沼市の既存住宅に薪ストーブ設置工事に行ってきました。

今回は煙突の壁出し施工です。

弊社のお薦めとして煙突はストーブ直上に煙突を立ち上げる屋根出し施工です。

ですが、屋根出し出来ない環境や、どうしても屋根出ししたくない場合は壁出し施工となります。

今回の設置希望場所は前者の屋根出し出来ない環境でした。

壁出しの場合ハンディキャップがあって、ドラフトの力は屋根出しと比べたら弱いのでなるべくそのハンディを補う為に煙突を高く立ち上げる必要があります。

断熱材入り二重煙突は重量がかなりありますのでその重量を支える架台が重要になります。

前回の壁出し施工では支柱を立ち上げて煙突を支えましたが、今回はオリジナル架台を製作して施工しました。

軒を避けて、煙突の重量を支えるのに丈夫な架台を建物の柱にしっかり効かせる為、サイズ等は現場毎に違います。

設置したお宅の奥さんにお話しを伺った所、『薪ストーブを設置したかったけど、うちの建物では無理だと思っていた』という言葉を聞いて

薪ストーブ屋としていい仕事が出来たと思いました。

煙突を軽視している方で、シングル煙突を壁からチョコンと出せばいいでしょ、という考えの説明しがいのある方もたまにいます。

そういう煙突施工が火災を起こしているので薪ストーブは危ないというイメージになっているのだと思います。

 

壁出し施工は簡単ではありませんし、部材等かさむので割高になるケースが多いです。

ドラフトの面から言って屋根出しの方が明らかに有利で、壁出しは屋根出し煙突にドラフトの面で勝ことは無いでしょう。

また、煙突掃除の手間もかかります。

ですので可能であれば屋根出し煙突をお勧めします。

 

薪ストーブの性能をしっかり出す為には煙突施工が重要です。

 

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