展示場のメインストーブ(現在AGNI-C)で使用している煙突を一部『SCS匠』に変更しました。
『SCS匠』は他の煙突とは明らかに違います。
他の煙突と比べることにより、その違いを解っていただけると思います。
T字管から下をSCS変換アダプターをジョイントして全て『SCS匠』に変更しております。
ジョイント部分をみれば、煙突のロッキングバンドの違いが解ると思います。
上が通常のロッキングバンドのおさまり方です。
下はSCS匠のおさまり方で、煙突なりにフラットにおさまります。
おさまりがシームレスで美しいという事だけではなく、この違いがどのように影響してくるかというと、埃が積もらないという事に繋がると思います。
通常のロッキングバンドの上に埃が溜まっているケースを様々なお宅に煙突掃除をしてきて頻繁に見ていました。
この煙突のロッキングバンドにのった埃を取るために足場を組んだり危険な思いをしたくはありませんから、そのままにしてる事ってあるんですね。
また明らかに違うポイントは塗料です。
サテン塗料を使った黒色粉体塗装の美しさは実際に見てもらいたいところですし、触ってもらいたいところです。
その触り心地から擦り傷や指紋がつき難い強さを感じると思います。
煙突掃除をする時、煙突を外したりして触ったりしますので、これがすごく安心感があるんです。
煙突掃除する時、室内側から行う事は今や当たり前で、煙突を室内側で外せるようスライド管を使用するのですが、
『SCS匠』だけのオリジナルのスライド煙突があります。
その名も「スペシャルスライド」。
今回初めてこの展示場で使用しましたが、これは素晴らしい部材です。
パッと見ではスライド管が使われていないように見えるんですが、実は使われていて、口元のシングル管が「スペシャルスライド」の中へ入ってスライドしていく造りなのです。
この構造の利点として、スライド管に通常は存在する「継ぎ目」が無いという美観の良さ、と煙突掃除の度にスライドさせる部品ですので、通常だと可動域にすり傷が生じるのですが、
継ぎ目が無い「スペシャルスライド」は擦り傷が生じる可能性は皆無、0%です。
まとめとしてSCS匠の他の煙突と一線を画す所以は、極力継ぎ目を感じさせないシームレスさと、塗膜の美しさと強さにより、その美しさを永続的に保てる所だと思います。
薪ストーブと煙突は永く使ってもらいたいと思っています。
いつまでも美しい煙突『SCS匠』。Made in Japan。お薦めの煙突です。