岩手県花巻市の古民家リフォームの現場に薪ストーブ設置してきました。
今回の現場は今年オープンされた『友月庵』のオーナー様の自宅部分になります。
友月庵の宿泊施設の薪ストーブも当店で施工しまして以前のブログでも紹介させて頂きました。
今回の設置場所の茅葺屋根は以前のように屋根開口できないという事で壁出し煙突施工という事になります。
しかしながら軒の出も大きく屋根にも支持できないということで、既製品では施工不能ですからオリジナルで支柱とアングル架台を製作しました。
全製作を展示場敷地内で行っています。
当店代表はキャリアを溶接工からはじまり一級建築設計事務所事務所を開業してそれから薪ストーブ屋になっております。
今回の現場は溶接、設計、薪ストーブ屋としての経験が結集されているのです。
そういう事だから普通の薪ストーブ屋では出来ないであろう事ができるという自負が当店にはあるのです。
出来ないであろう事をやるので難しい現場が多く大変ではありますが。
準備に時間をかけ、設置は一日仕事です。
現場で建築壁の柱を利用しアングル架台を固定、支柱を基礎とアングル架台、梁からの3点連結し強固に煙突を支持する舞台が出来ました。
煙突をチョコンと出して電気配線したチムニーファンで強制的にドラフトを起こすという事も一つの正解とは思います。
しかし自然のドラフトを利用してしっかり薪ストーブを燃やすには壁出しの場合このくらいは煙突を立ち上げなければ、使えない薪ストーブになりかねません。
私的には自然のドラフトを使いこなして薪ストーブを操る方が気持ちの問題かも知れませんが気持ちがいいですね。
どんな災害が起こるかわからないからこそ、薪ストーブにはライフラインが断絶された時に頼れる味方であって欲しいですね。